■
無料公開作品
■
太宰治「姥捨」15
なんのこだわりもなく酒をのんで遊びまわった。それでも、時おり、
「かず枝も、かあいそうだね。」
と思い出したようにふっと言い、嘉七は、その都度、心弱く、困った。
〔終〕
目次
作品一覧に戻る
無断転載・転用禁止
太宰治の歩み